Monday, April 07, 2003

[勝手に中国語講座] 08-いい加減な二人組

[ma3ma3hu3hu3]
中国人は縁起を担ぐのが好きです。長年の中国文化は、日常生活のすべてに縁起が関係していることを育んできました。ですから普段の会話でもよく話題がそこに及びます。

蘇州の仕事で集まった三人。一人は開放政策が生んだ新エリート階級の女性、一人は台湾人コーディネーター、そして日本人建築家の私。ある夜、会食の席でお 互いの干支が確認されました。干支で年齢を確かめるのは中国社会でよくあることです。エリート階級の女性が、中国側集団の干支を話します。続いて台湾人、 彼は寅[虎]、そして私は午[馬]。と、突然彼女が笑い始めました。「お二人は馬馬虎虎ですねー、ハッハッハッ」。・・・

馬馬虎虎 [ma3ma3hu3hu3] (マー3マー3フー3フー3) 、馬拉馬虎的 [ma3la1ma3hu1de] (マー3ラー1マー3フー1デ5)とも言いますが、日常会話では馬馬虎虎。意味は「いい加減だなー」。私と台湾人が一緒で仕事すればいい加減になる、彼女はそう言って笑ったのです。

来歴は聞きそびれましたし、調べもしていませんが、若い連中は干支で相性占いをするそうです。また、「商売はどうですか?」 「馬馬虎虎」(まあまあです)という使い方もよく耳にします。「何年生まれですか?」と年を聞くよりも「干支は何ですか?」のほうが柔らかいですね。